日本のかほり
2014年02月11日
この冬の新商品
「柚子のかほり」
ブログで商品のお話をするのは遠慮して参りましたが
この「柚子のかほり」については、
書かせていただきたい、と。
お客様のご依頼で粉砕した柚子の香りが
あまりにも素晴らしかったので
ビンに詰め、手描きのラベルを添えました。
絵は、いつものように娘です。
蓋を開けては「柚子の香り」を吸い込み、幸せ感に浸る日々・・・。
冬のお鍋でしか登場しなかった柚子が
ビン詰めの香りとなって
毎日私に優しく語りかけてくれる・・・・・
嗅覚は人間の最も原始的な感覚なのだそう。
幼いころの
父の庭・・・
あらゆる植物を集め、見事に咲かせ、実らせた父。
植物の香り
風の香り
太陽の光
音の無い庭に流れる 穏やかな時間
私は父の傍で植物のはなしを聞くのがとても好きでした。
あの庭で
今でも父が私に語りかけているような気がします。
スイミットウ(桃)、枇杷、イチゴ、栗、柿、イチジク・・・・
学校から帰ると さっそく父の木に登り、果物をもいで食べました。
なつみかん、はっさく、そして ユズもありました。
戦後でしたから、とてもとても お腹のすいた時代
私達は何と恵まれた兄弟だったでしょう。
最後の仕事が「ハーブ屋」になった 自分の原点は、
やはり 自然を愛した父、
そして父を愛し、美しいものを愛した 美しい母。
私も両親のように、なりたい。
こもれびガーデン
Posted by komorebigarden at 04:42│Comments(0)
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