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鯨の肉がまだ冷凍庫に・・・
2008年01月29日

今日のニュースから。
イギリスのグリーンピースが日本の捕鯨船追跡を断念したと発表しました。
先日オーストラリアのニュース番組の中でアナウンサーが日本の調査捕鯨船のことをpirate「海賊」と表現していたのを見て少なからずショックを受けた私は、以来捕鯨に関する報道が気になっていたところです。
個人的には、食料をじゃんじゃん捨てる日本が、反対を押し切ってわざわざ保護海域にまで出かけていって捕鯨することもなかろうに・・・と思っています。
1890年頃のジョン万次郎時代の捕鯨では、日本人は鯨の全てを余さず利用していたそうです。
鯨の歯でできた櫛を昭和20年代生まれの私も覚えています。
漂流中にアメリカの捕鯨船に命を救われた万次郎は、鯨の油(ランプ用)だけを採ってあとは海に廃棄する当時の西洋の捕鯨のやり方をみて、「なんともったいない!鯨に申し訳ない。」と書き残しています。
後に万次郎は、両国の文化的立場の違いを良く理解し、日本初の英日通訳者となり、調停者として日本の開国に大きな役割を果たしました。
さてさて、我が家の冷凍庫には昨年贈りものとしていただいた鯨肉がまだそのまま入っています。
「食べる」行為に至るまでには、まだまだ時間がかかりそうです。