ゲランド城壁都市(報告7)

komorebigarden

2009年02月08日 21:15



ゲランド都市への4つの入り口のひとつ。
ここは、フランス、ロワールアトランティック県、サンナゼール郡、ゲランド小郡にある
城壁に囲まれた中世都市です。
旧ブルターニュ公国の州ゲランデの州都でした。
塩田から車で10分ほど離れた丘の上にあります。



6世紀に建てられた サントーバン・ド・ゲランド教会。



中ではちょうど礼拝が終わったところでした。
思いの外大勢の人に、びっくり。



人々が立ち去った後、賛美歌の伴奏をしていたオルガニストが
ものすごい音量でジャズを弾きはじめました。
神父さまは、とがめる風もなく、楽しそうに信者さんと語り合っています。
さすが、やっぱりここも、フランスですねー。いいですねー。



ゲランド都市内の町並みです。
石造りの町並みが迷路のように続きます。
塩を売る店、チョコを売る店、本屋さん、子供服の店、なんでもありました。
ここで暮らす人もたくさんおられるんですね。
そうそう、先ほどの教会にいたかわいい小学生たちが
通りで自然保護の募金をやっていました。
「メルシ・ボク!」
ポケットのコインを入れるときらきら輝く笑顔で答えてくれます。





塩職人の像。
子供ですね。昔は家族総出だったんでしょうね。



城壁内の地図です。
輪郭は、こんな感じです。


こもれび娘: 「何で丘の上にこんな石の城壁が突然あるんだろう?」
こもれび母: 「海から攻めてくる敵を見張ってたのかもね。」

帰国後調べてみると、やはり10世紀ごろ、たびたびヴァイキングが襲撃してきたらしい。
1342年のゲランドの虐殺では、この城壁内に5,000人ほどの住人が立てこもったそうです。
恐ろしい歴史もあったのですね。
島原の原城みたいですね。

次はもっとじっくりと訪ねてみたいと思っています。


さて、次回はゲランド城壁都市から車で30分、
最果ての漁港、ル・コワジックからお伝えします。



こもれびガーデン
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